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糖尿病に関すること

2015年11月17日号
土浦市医師会 小林鈴子(小林医院)

 現在日本では5人に1人ぐらいの割合で糖尿病の患者さんがいるといわれています。2013年国民健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる方は男性16.2%、女性9.2%で、50才以降に割合が増えることがわかっています。
 糖尿病の治療の目的は、良好な血糖コントロールを長期間にわたって維持し、さらに体重、血圧、血清脂質も良好にコントロールすることによって、細小血管障害や動脈硬化症の発症・進展を抑制し、糖尿病をもたない人と同様の生活の質を保ち、寿命を全うさせることとされています。

治療は食事療法、運動療法、薬物療法にわかれています。このうち、今回は食事療法について、紹介したいと思います。

食後高血糖は糖尿病患者だけでなく、軽症の糖尿病患者や糖尿病予備軍の状態から血管の障害を引き起こすとされています。血糖の変動は、動脈硬化をすすめるとされていて、炭水化物の摂取前に野菜を食べると、食後血糖値を上げにくく、血糖を下げるホルモンであるインスリンを節約できて膵臓への負担の少ない食べ方であるといえます。

朝食を抜く習慣を持っている男女の比率は、前に示した同じ調査によるとそれぞれ14.4%、9.8%、20才代では30.0%、25.4%とされています。ある研究では、朝食をとらないと、その後の食事後の血糖値の急な上昇につながるだけでなく、その日のインスリンの反応が悪くなることが示されました。1日2食の習慣の方も多いと思いますが、糖尿病治療としては、3食が望まれると思います。

薬物療法は内服薬とインスリン療法があり、最近、新しい薬も加わって、いろいろな種類があります。

まずは健診をうけ、血糖高めといわれたら、そのままにせずに、はやめに医療機関を受診していただきたいと思います。

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