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特発性脊柱側わん症について

 人の脊柱は横から見ると脊椎では前方凸、胸椎では後方凸、腰椎では前方凸のわん曲にありますが、正面から見ると曲がりなくまっすぐになっています。これに曲がりがあるものを側わん症といいます。側わん症は、ほかの疾患により発生する一時的なものと、原因不明で脊柱の捻くれによる3次元的変形を本態とするものに分けられ、後者の代表的なものが特発性側わん症です。

 現在、学校検診で前屈時の背中の高さの左右差を見ることでスクリーニングが行われていますが、この高さの左右差が脊柱の捻くれを直接示す大切なポイントになります。検診で指摘されたものは、各医療機関でX線検査を行い、その結果と今後の経過観察の予定が学校を通じ、保護者に通知されることになっています。

 治療が必要と判断された場合ですが、現在手術以外の治療で効果が認められているものは装具(コルセットの類)による治療のみです。この装具も種類によっては骨盤からあごまでの大きなもので、その装用には根気が必要になります。したがって、ほかの疾患にもまして主治医との信頼関係が大切になってきます。しかし、多くはそこまで至らず慎重な経過観察ですむときが多いので、無用な心配をする必要はありません。

 また生命に直結する疾患ではないので、かえってちまたに色々な情報が氾濫しています。患者さんも疾患について正しく理解する努力が必要になります。

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