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麻しん(はしか)について

 麻しんは昔から「命定め」といわれ、現在でも、脳炎や肺炎などの合併症が原因で、毎年50人前後の死亡がある重い病気です。接触・飛沫・空気感染のいずれの感染経路でも感染し、免疫を持たない人がウィルスにさらされると、90%以上が麻しんにかかります。発症すると、特異的な治療法はなく、対症療法が中心となるため、ワクチンによる予防が重要です。海外では、麻しんワクチンを2回接種するのが通常です。

 なぜ、2回接種なのでしょうか?

理由その1

 1回の接種で免疫がつかなかった子どもたち(数%存在)に免疫をつける。

理由その2

 1回の接種で免疫がついたにもかかわらず、その後の時間の経過とともにその免疫が減弱した子どもたちに再び刺激を与え、免疫を強固なものにする。

 日本では以前は1回しか接種していなかったため、高校、大学生のころになり免疫力が落ちたときに麻しんにかかることがあり、県でも昨年高校の寮生で麻しんの集団発生がありました。わが国でもようやく、平成18年度から小学校就学前に2回目の接種をできるように予防接種法が改正され、さらに10代の麻しん患者が急増していることを受け、本年4月から5年間に限定し、中学1年生と高校3年生に2回目の接種が追加されました。

 対象となる方は、この機会を逃さず必ず受けるようにしてください。

 残念ながらこの制度では、4月からの新小学3年生と新中学2年生は、あと4年待たなければなりません。心配な方は自費になりますが予防接種を受けることは可能ですので、最寄りの医療機関にお問い合わせください。

 世界的にみると、わが国は、まだ麻しん患者数が多い国の一つとされています。厚生労働省は、”2012年までに国内から麻しんを排除する”という目標を掲げました。

 ワクチン2回接種を徹底し、この目標を達成しましょう。

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