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増加している糖尿病について

厚生労働省の2016年の国民健康・栄養調査によれば、現在、わが国における糖尿病の総患者数は1000万人に上ると推計されています。70歳以上では、男性の4人に1人、女性の6人に1人が糖尿病と言われています。高齢になると、インスリンの分泌が少なくなることから、今後も糖尿病の患者数が増えることが予想されています。
糖尿病は、血糖値が高くなる病気です。血糖値とは、血液の中の糖分(ブドウ糖)の濃度(濃さ)のことです。健康な人の血糖値は、食事の前の空腹時で80~110mg/dLです。食事をとり、胃腸で食べ物を消化吸収し、ブドウ糖が血液の中に入ると血糖値は高くなりますが、インスリンなど血糖を下げるホルモンが働き、血糖値の上限は140mg/dLです。血糖値がこれよりも高い状態を「高血糖」といいます。その高血糖が続いている状態が、糖尿病です。
血糖値が極端に高い場合には、命の危険もあるので、緊急治療が必要です。しかし、糖尿病の患者さんがそのような危険な状態に陥ることはめったになく、通常はほとんど症状に現れない程度の高血糖です。症状が現れないのにもかかわらず、からだの中では知らず知らずのうちに、高血糖の悪影響がじわじわと広がっていきます。そして何年かたつと、「合併症」と呼ばれるさまざまな病気や身体の障害が現れます。例えば、失明することもある糖尿病網膜症や、週に約3回半日がかりで透析を受けないと生きていけなくなる糖尿病腎症、手足のひどいしびれが続き、全身にさまざまな影響が現れる糖尿病神経障害などがあります。
これらの合併症を起こさないために、糖尿病と言われたら、血糖値が高くならないようにいつも気をつけておく必要があります。糖尿病の予防・改善のためには、不必要な間食はせず、バランスの良い適切な量の食事を心がけ、適度な運動をすることが重要です。それでも血糖が高い糖尿病の方は、病院にご相談ください。

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