市民の皆様の健康を守る地域医療のパートナー土浦市医師会

 

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事業概要

土浦市医師会は「救急診療」「災害救護対策」「各種検診事業」「予防接種事業」「在宅医療・介護保険関連事業」など様々な事業に取り組んでいます。

 
准看護学院

土浦市医師会では、看護にかかわる有能な人材を育成し、看護を通して広く地域社会へ貢献する事を目的として准看護学院を運営しております。

 
 

広報つちうら「健康教室」

 2017年11月15日 増加している糖尿病について
 2017年10月17日 胃がんリスク検査について
 2017年08月17日 乳がん検診について
 2017年07月18日 片頭痛について
 2017年05月16日 自律神経失調症、心身症、適応障害とは?
 2017年04月18日 メタボリックシンドロームと糖尿病
 2017年02月15日 中耳炎と鼻のお話
 2017年01月17日 狭心症について
 2016年11月15日 在宅医療について
 2016年10月18日 インフルエンザについて

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増加している糖尿病について

厚生労働省の2016年の国民健康・栄養調査によれば、現在、わが国における糖尿病の総患者数は1000万人に上ると推計されています。70歳以上では、男性の4人に1人、女性の6人に1人が糖尿病と言われています。高齢になると、インスリンの分泌が少なくなることから、今後も糖尿病の患者数が増えることが予想されています。
糖尿病は、血糖値が高くなる病気です。血糖値とは、血液の中の糖分(ブドウ糖)の濃度(濃さ)のことです。健康な人の血糖値は、食事の前の空腹時で80~110mg/dLです。食事をとり、胃腸で食べ物を消化吸収し、ブドウ糖が血液の中に入ると血糖値は高くなりますが、インスリンなど血糖を下げるホルモンが働き、血糖値の上限は140mg/dLです。血糖値がこれよりも高い状態を「高血糖」といいます。その高血糖が続いている状態が、糖尿病です。
血糖値が極端に高い場合には、命の危険もあるので、緊急治療が必要です。しかし、糖尿病の患者さんがそのような危険な状態に陥ることはめったになく、通常はほとんど症状に現れない程度の高血糖です。症状が現れないのにもかかわらず、からだの中では知らず知らずのうちに、高血糖の悪影響がじわじわと広がっていきます。そして何年かたつと、「合併症」と呼ばれるさまざまな病気や身体の障害が現れます。例えば、失明することもある糖尿病網膜症や、週に約3回半日がかりで透析を受けないと生きていけなくなる糖尿病腎症、手足のひどいしびれが続き、全身にさまざまな影響が現れる糖尿病神経障害などがあります。
これらの合併症を起こさないために、糖尿病と言われたら、血糖値が高くならないようにいつも気をつけておく必要があります。糖尿病の予防・改善のためには、不必要な間食はせず、バランスの良い適切な量の食事を心がけ、適度な運動をすることが重要です。それでも血糖が高い糖尿病の方は、病院にご相談ください。

胃がんリスク検査について

 平成29年5月1日から、年度内に40・45・50・55・60・65・70歳を迎える方を対象に、胃がんリスク検査が始まりました。
 この検査は、バリウム検査や内視鏡検査のように直接胃がんを見つける検査ではなく、血液検査で胃がんになりやすい人、ほとんどなる可能性がない人を4つに分類し、ハイリスク群を絞り込む検査です。
8月31日までに、受診券発券数767枚、医療機関の受診者数595人を数えています。
 この検査により胃粘膜萎縮の進行度(ペプシノーゲン法)と、ピロリ菌に感染したかどうか(ヘリコバクターピロリ抗体価)を組み合わせて、胃がんリスクを層別化し高リスク群に精密検査受診を勧め、胃がんの予防(ピロリ菌の除菌治療)、早期発見、早期治療をすることが目的です。ピロリ菌感染による胃粘膜の萎縮はゆっくりと進むのでペプシノーゲン値は10年程度ほとんど変化しません。このことから胃がんリスク検査は5~10年程度に一度で十分と言われています。検査結果はA・B・C・Dの4群に分けられ、それぞれの胃がん発生率は、A群はほぼ0%、B群は約0.1%、C群は約0.2%、D群は約1.25%と言われています。胃がんリスク検査を受けた方は必ず受診した医療機関で医師から説明を聞き、その後どのように経過観察していくべきかを理解していただきたいと思います。
 今までバリウム検査がいやだった人でも血液検査で自分が胃がんにかかりやすいかどうかを調べることが出来るようになりました。当年度にあたる人は、ぜひこの検査を受けていただきたいと思います。もちろんバリウム検査との併用も可能ですので希望の方は医療機関へ申し出てください。
 昨年度までの土浦市の胃がん検診受診率は決して高いとはいえません。土浦市医師会も胃がんリスク検査が採用されたことにより少しでも受診率を高めたいと願っている次第です。

乳がん検診について

 近年、日本人女性に乳がんが急増しています。平成28年の罹患者数が約9万人、日本人女性の11人に1人が一生のうちに罹かかる確率で、20年前と比べて2倍に増えています。一方で治療法の研究が進み、早期に見つけて適切な治療を行えば、10年生存率は80%といわれ、良好な経過が期待できます。そのためには、乳がん検診を受けることが大事です。
 土浦市では30歳以上の女性を対象に、一般的に行われる問診、視触診、マンモグラフィー、超音波検査などの乳がん検診を行っています(医療機関によって受けられる検査内容が異なります)。
 ちなみにここ3年間の土浦市の乳がん検診受診率は次表のとおりです。

      平成25年    平成26年    平成27年
40歳以上   11.3%     10.7%     10.2%
20~39歳   11.5%     11.0%     10.5%

 平成25年度の全国の乳がん検診受診率の平均は34.2%に対し、土浦市の乳がん検診の受診率は10~11%台と非常に低い状況です。
 乳がん罹患の主なリスクとして、初潮年齢が低い・閉経年齢が高い、妊娠出産歴・授乳経験がない・初産年齢が遅い、飲酒・喫煙、高脂肪食、肥満・運動不足(特に閉経後)、ホルモン治療(エストロジェン製剤・ピルなど)などが挙げられています。
 有名人や芸能人の乳がん報道がされると一時的に乳がん検診、検査数が増えます。しかし大体3か月後には元に戻ってしまうといわれています。女性たちの潜在意識には、がんや様々な病気に対する不安があるにも関わらず、何か大きなきっかけがないと受診・検診という行動に移すことができずにいるということが推測されます。
 1年に一度は自分にために乳がん検診を受けてください。

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