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事業概要

土浦市医師会は「救急診療」「災害救護対策」「各種検診事業」「予防接種事業」「在宅医療・介護保険関連事業」など様々な事業に取り組んでいます。

 
准看護学院

土浦市医師会では、看護にかかわる有能な人材を育成し、看護を通して広く地域社会へ貢献する事を目的として准看護学院を運営しております。

 
 

広報つちうら「健康教室」

 2018年11月15日 在宅医療について
 2018年10月16日 糖尿病性神経障害について
 2018年08月17日 受動喫煙について
 2018年07月18日 物忘れ外来
 2018年05月15日 悩みとうつ病
 2018年04月17日 1か月健診までによく聞かれる質問について
 2018年02月15日 帯状疱疹
 2018年01月16日 脳卒中について
 2017年11月15日 増加している糖尿病について
 2017年10月17日 胃がんリスク検査について

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在宅医療について

 私は、3年前に土浦の実家で母を看取りました。膵癌の再発が分かった時、母は「家に帰りたい、家で死にたい」と言いました。そこで私が主治医になり、訪問看護師さん、ケアマネージャーさん、ヘルパーさん、福祉用具の担当者と独居の母のために急遽「チーム在宅」を組みました。
 初めの3か月は、癌末期患者とは思えないほど、今までの生活と変わりなく穏やかに過ぎました。居間でテレビを見ながら痛み止めの注射や薬の点滴などを受け、休みのたびに私と買い出しに出かけては、毎日自分で料理して食べていました。
 土浦花火大会が終わって間もなく、母は倦怠感が強くベッドから起き上がれなくなりました。そこからの12日間、私は下の娘(当時7歳)を連れて毎日泊まり込み、仕事は、日数、時間ともに削りました。守谷(私の自宅)に帰ったり、土浦(実家)に来たり、日立(当時の職場)に行ったりで、ふと運転中、私は今どこに向かっているんだろうと分からなくなる事がありました。母は「サイダーが飲みたい」「アイスが食べたい」「カニが食べたい」などとわがままを言いたい放題で、下の娘と仲良くおやつを食べたり、学校の話を聞いて笑い合ったりしていました。他愛のない日常がそこにありました。北海道から届いたカニをしこたま食べた翌朝から意識がなくなり、次の日の夜、亡くなったのです。この時、聴診器で胸の音を聞いていたのは7歳の娘でした。
 その後、私は「やっぱり在宅医療はいいなあ、ここ土浦で在宅診療所を開こう、そしてみんなに在宅を楽しんでもらおう、家で死んでもらおう」と考え続け現在に至っています。
 在宅医療は、一人一人のためのオーダーメイド医療です。病院でしかできない医療もありますが、家でできる医療もたくさんあります。土浦でも在宅医療を行っている医師が増えています。どうぞご相談ください。

糖尿病性神経障害について

 糖尿病が長期間にわたると、患者さんのQOL(quality of life)、生命予後を脅かす糖尿病性合併症を引き起こします。とくに糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症は3大合併症といわれています。しっかり血糖を良好に保つことにより、糖尿病性合併症の発症、悪化を遅延あるいは阻止することができます。一度合併症を発症、悪化させてしまうと、その病態はほとんどが不可逆性であり、完全に治癒させることは困難といえます。
 糖尿病性神経障害は、温覚、痛覚、などの感覚の障害が起こります。熱い、冷たい、痛いといった感覚が鈍くなるので、足の靴擦れに気づけず壊疽になる、やけどに気づけず壊疽になることがあります。その一方で、足がじんじんする、びりびりする、靴下を履いていないのに履いているような感覚になる、といった症状もあります。前述の感覚神経だけではなく、交感神経、迷走神経などの自律神経も障害されることがあります。自律神経が障害されると、血圧の調整がうまくいかず、起立性低血圧をおこしたり、腸の活動が障害され便秘を引き起こしたり、膀胱の活動も障害され排尿障害なども引き起こします。これらの症状は発症予防、症状緩和など対策が必要であり、何よりも良好な血糖コントロールが必要です。神経症状が発現した場合、例えば両足のしびれのせいで仕事にならない、夜も眠れないなどの症状のときは、しびれを緩和させるお薬を内服するといった治療をします。しかし一度発症すると、薬効が効きづらいことが多く、症状を緩和させることが困難な場合が多いです。また、神経障害は腰椎椎間板ヘルニアや脳の病気などの、糖尿病以外の疾患でも発現する場合があります。糖尿病以外のその他の病気がないか、検査することが必要となります。
 糖尿病にならないように、過食に注意すること、日常的に運動習慣を持つこと、定期的に健康診断を受けることが重要です。

受動喫煙について

 受動喫煙とは何か正しく理解されているでしょうか?「受動」すなわち受け身の「喫煙」と書き、他人の吸っているタバコの煙を吸ってしまうことを指します。しかし目に見える”煙“ばかりではありません。喫煙者が同じ室内でタバコを吸った時に、遠く離れていても僅かにタバコ臭を感じませんか?喫煙後の服などからタバコ臭がしたり、喫煙後の車内や室内に残った空気からタバコ臭を感じませんか?このにおいを感じたとき吸い込んだ空気にはタバコの煙の成分が小さな粒子として含まれます。このにおいの空気を吸い込むことも含めて受動喫煙なのです。タバコの煙の成分にはPM2.5といわれる微小粒子が多く存在し肺の奥に入り炎症を起こすことがあります。また50種類以上の発がん物質、200種類以上の有害化学物質が含まれ、それらが吸引される受動喫煙の悪影響は大変深刻です。
 受動喫煙によっておこる病気や死亡についての研究がすすんでいます。日本では、受動喫煙が原因で発症する肺がんと心筋梗塞の年間死亡者数は6千8百人と推計されました。(2010年厚生労働省)その後、受動喫煙と脳卒中との因果関係が明らかになりました。妊娠中の喫煙や受動喫煙が胎児におよぼす影響や乳児が受ける受動喫煙によって乳児突然死症候群のリスクが2-3倍に高まることもわかりました。そして改めて受動喫煙で年間約1万5千人が死亡すると推計されました。(2016年厚生労働省)喫煙者も喫煙しない者もタバコがこのように健康を害するということを再認識しましょう。
 最後に、タバコのパッケージには受動喫煙についての警告として表示がありますので、その文言(原文)を以下に抜粋します。
 「たばこの煙は、あなたの周りの人、特に乳幼児、子供、お年寄りなどの健康に悪影響を及ぼします。喫煙の際には、周りの人の迷惑にならないように注意しましょう。」

物忘れ外来

 当院で物忘れ外来を標榜開設して2年が経ちますが、物忘れを心配して外来を受診される患者さんが急増しています。
 2012年高齢社会白書では65歳以上の高齢者7人に1人の462万人はすでに認知症であり、2025年には高齢者5人に1人の約700万人が認知症になるとの予想が発表されました。また高齢ドライバーによる交通事故の増加を受け、2017年道路交通法が改正され、75歳以上のドライバーの、免許更新時または違反行為後の運転適性検査が義務付けられたことが患者増の大きな要因と考えられます。
 加齢による生理的認知機能の低下は、個人差はありますが多かれ少なかれヒトに認められます(一度聞いた電話番号を覚えられない)。また経験の増加による、同様な出来事の判別の困難さは普通に起こります(一週間前の夕飯のおかずを覚えていない)。しかしながら、病的認知症は本人の日常活動を損なうのみならず、深刻な社会的問題も引き起こします。地域の防災アナウンスでは徘徊老人の知らせが鳴り渡り、高齢ドライバーの事故の報道が絶えません。
 当院での物忘れ外来開設以来、百数十名の方が来院されましたが、良いタイミングで治療または予防を開始できたのは1割程度です。7割はすでに中等度~高度認知症で、2割は正常範囲内でした。
 「年くってっからちったーしょーがねーよ」が土地柄合言葉ですが、治療・予防可能であれば、認知症も悪性腫瘍と同じく早期発見が望まれます。先の運転適正検査で及第点に達しないため、診断を求めに来院される場合の多くは、すでに免許更新が危ぶまれる状態です。
 物忘れ、認知症は治療可能なものも進行予防可能なものも多く、早期診断を強くお勧めします。
 

悩みとうつ病

 多くの人はストレスを抱え、悩みを抱えながら生活を送っている。どこまでが悩みで、どこからが病気なのか?悩んでいたら病気になってしまうのか?悩みが深いと病気になるならば、悩まないようにしようなどと悩み始めるときりが無い。
 そこで悩みと病気を区別する簡単なポイントを挙げてみる。まず、悩みの種が明確で、原因が解決すると気分も晴れるものは「うつ病」ではない。次に、どんなに大変と思っても、仕事や勉強・家事がきちんとこなせるうちは「うつ病」には至っていない。何も出来ず、食欲も落ちて丸一日寝ても、二日目で回復出来ればうつ病ではない。職場の上司が嫌で、夕方に居酒屋でビールのジョッキを片手に思わず「死にたい」と口にしても、翌朝元気に仕事に行けるのはうつ病ではない。これらは全て日常生活の「悩み」の範囲なのだ。
 うつ病の構成要件の中核は、「ゆううつな気分」や「興味・喜びの著しい減少」の状態がいったん始まると、他の症状と共に2週間以上回復しない(できない)状態で、社会人であれば仕事に影響が、学生であれば勉強に影響が出る状態を指す。「2週間以上」この状態が続くと、社会人は仕事や社会的信用に支障が出て来てしまい、学生だと勉強に追いついて行けなくなりかねない深刻な状態に至る。
 悩みならば原因を解決すれば気分が晴れるのに、うつ病ではきっかけになる問題があっても、その問題が解決した後にも気分の低迷が続いてしまい、一見すると「打たれ弱い」とか「もともと駄目なやつ」と見なされてしまうなど、病気なのに「気の持ち様」と誤解されて「しっかりしないお前が悪い」と逆に責めらてしまうことが巷では頻繁に生じ、本人すらその通りと受け止めてしまったりしている。
 このようにうつ病は、病気の状態と現実の社会から受ける評価との狭間に苦しむ側面を持っている病気で、特に真面目で几帳面な人ほど苦しみが深くなる傾向を持ち、別角度から見れば何とも可哀相な病気なのである。そこで「悩み」と「うつ病」については、医療関係者たる者だけでも、しっかり区別をつける眼力を持ち、精神疾患の中で一番高い有病率を持つうつ病の人に叱咤激励をするのではなく、救いの手を差し伸べることが出来るようにして頂きたいものです。 

帯状疱疹

「虫に刺された。と思って病院に行ったら、帯状疱疹と言われたの」
「痛いから湿布を貼って、かぶれた。と思っていたら帯状疱疹だった」
周りでこのような話を聞いたことはないでしょうか。
 帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルスが原因でおこる病気です。ほとんどの方は子供の頃水ぼうそうにかかりますが、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内の神経節というところに潜んでいます。そのためストレスや過労、加齢などが引き金となって体の免疫力が低下すると、潜んでいたこのウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に拡がり、帯状疱疹として発症します。
 このため一度水ぼうそうにかかった方でも、水ぼうそうのワクチンを接種すると帯状疱疹の予防効果があることがわかっています。最近、子供の水ぼうそう予防に使われていたワクチンも、50歳以上の方に帯状疱疹予防で使えることが認められました。ただし、このワクチンの予防接種は健康保険が使用できないため、全額自己負担となります。
 帯状疱疹を発症した場合、治療に抗ウイルス薬が使われます。ただし、これはあくまでも帯状疱疹の原因であるウイルスが増えるのを抑えるお薬で、効果が現れるまでに2~3日かかります。すぐに効果が現れないからといって、自己判断で量を増やしたり、途中で止めたりしないでください。
 皮膚症状は1週間から2週間目をピークに、4週間から8週間くらいかけ良くなっていきます。この時多くの方は皮膚の症状が治っていくのにあわせ痛みも良くなっていきますが、人によってはその後もピリピリするような痛みが続くことがあります。これは帯状疱疹後神経痛といい、急性期の炎症により神経に強い損傷が生じたために起こります。
 帯状疱疹は、精神的にも肉体的にも疲れた時に出やすい病気ですからワクチン接種以外でも、十分な睡眠をとり、無理のない生活を心がけましょう。

脳卒中について

 脳卒中は、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血の3つのタイプに大別されます。脳梗塞には、アテローム血栓性脳梗塞、脳塞栓およびラクナ梗塞があります。脳梗塞の前駆症状として一過性脳虚血発作(TIA)があります。脳出血は、大部分は高血圧性脳内出血です。クモ膜下出血は、脳動脈瘤の破裂により起こります。
 突然の激しい頭痛で発症するクモ膜下出血は、MRIとMRAの普及で簡単に診断でき、CTより正確です。部位や性状により動脈瘤はクリッピングやコイル塞栓術で治療します。
 脳卒中の症状は、障害される脳の部位により決まります。片側の手足が動かない、呂律が回らない、言葉が通じない、めまい、意識障害、物が二重に見えるなどです。TIAでは、このような症状が一過性に起こります。一過性黒内障は、TIAに分類され、片眼が見えなくなります。TIAの10-15%は3ヶ月以内に脳梗塞を起こし、その半数は2日以内に起こります。
 アテローム血栓性脳梗塞は、脳の動脈硬化が原因で起こります。発症後に症状が進行する場合が多く飲酒や脱水が引き金になります。動脈硬化の促進因子である高血圧、糖尿病や脂質異常症の治療は脳梗塞の予防に有用です。
 ブランチアテローム病(BAD)は、ラクナ梗塞とアテローム血栓性脳梗塞の中間にあるタイプの脳梗塞で、最初は軽い半身不随ですが数時間後には全く動かない状態になります。脳塞栓は、非弁膜症性心房細動による左房血栓や下肢静脈血栓が卵円孔を経由して脳動脈に詰まり突然に発症します。ラクナ梗塞は、高血圧と関係が特に深く、穿通枝と呼ばれる細い動脈の動脈硬化により起こります。
 脳出血は、高血圧が原因です。降圧薬の服用で無くすことは可能ですが、土浦周辺の脳卒中の30%が脳出血ですので残念でなりません。
 脳梗塞は発症4.5時間以内であればt-PAの静脈内投与が可能です。血管内治療により詰まった血栓を除去できるような時代になりました。脳梗塞治療は、時間との戦いです。発症したら救急車を呼んでください。

増加している糖尿病について

厚生労働省の2016年の国民健康・栄養調査によれば、現在、わが国における糖尿病の総患者数は1000万人に上ると推計されています。70歳以上では、男性の4人に1人、女性の6人に1人が糖尿病と言われています。高齢になると、インスリンの分泌が少なくなることから、今後も糖尿病の患者数が増えることが予想されています。
糖尿病は、血糖値が高くなる病気です。血糖値とは、血液の中の糖分(ブドウ糖)の濃度(濃さ)のことです。健康な人の血糖値は、食事の前の空腹時で80~110mg/dLです。食事をとり、胃腸で食べ物を消化吸収し、ブドウ糖が血液の中に入ると血糖値は高くなりますが、インスリンなど血糖を下げるホルモンが働き、血糖値の上限は140mg/dLです。血糖値がこれよりも高い状態を「高血糖」といいます。その高血糖が続いている状態が、糖尿病です。
血糖値が極端に高い場合には、命の危険もあるので、緊急治療が必要です。しかし、糖尿病の患者さんがそのような危険な状態に陥ることはめったになく、通常はほとんど症状に現れない程度の高血糖です。症状が現れないのにもかかわらず、からだの中では知らず知らずのうちに、高血糖の悪影響がじわじわと広がっていきます。そして何年かたつと、「合併症」と呼ばれるさまざまな病気や身体の障害が現れます。例えば、失明することもある糖尿病網膜症や、週に約3回半日がかりで透析を受けないと生きていけなくなる糖尿病腎症、手足のひどいしびれが続き、全身にさまざまな影響が現れる糖尿病神経障害などがあります。
これらの合併症を起こさないために、糖尿病と言われたら、血糖値が高くならないようにいつも気をつけておく必要があります。糖尿病の予防・改善のためには、不必要な間食はせず、バランスの良い適切な量の食事を心がけ、適度な運動をすることが重要です。それでも血糖が高い糖尿病の方は、病院にご相談ください。

胃がんリスク検査について

 平成29年5月1日から、年度内に40・45・50・55・60・65・70歳を迎える方を対象に、胃がんリスク検査が始まりました。
 この検査は、バリウム検査や内視鏡検査のように直接胃がんを見つける検査ではなく、血液検査で胃がんになりやすい人、ほとんどなる可能性がない人を4つに分類し、ハイリスク群を絞り込む検査です。
8月31日までに、受診券発券数767枚、医療機関の受診者数595人を数えています。
 この検査により胃粘膜萎縮の進行度(ペプシノーゲン法)と、ピロリ菌に感染したかどうか(ヘリコバクターピロリ抗体価)を組み合わせて、胃がんリスクを層別化し高リスク群に精密検査受診を勧め、胃がんの予防(ピロリ菌の除菌治療)、早期発見、早期治療をすることが目的です。ピロリ菌感染による胃粘膜の萎縮はゆっくりと進むのでペプシノーゲン値は10年程度ほとんど変化しません。このことから胃がんリスク検査は5~10年程度に一度で十分と言われています。検査結果はA・B・C・Dの4群に分けられ、それぞれの胃がん発生率は、A群はほぼ0%、B群は約0.1%、C群は約0.2%、D群は約1.25%と言われています。胃がんリスク検査を受けた方は必ず受診した医療機関で医師から説明を聞き、その後どのように経過観察していくべきかを理解していただきたいと思います。
 今までバリウム検査がいやだった人でも血液検査で自分が胃がんにかかりやすいかどうかを調べることが出来るようになりました。当年度にあたる人は、ぜひこの検査を受けていただきたいと思います。もちろんバリウム検査との併用も可能ですので希望の方は医療機関へ申し出てください。
 昨年度までの土浦市の胃がん検診受診率は決して高いとはいえません。土浦市医師会も胃がんリスク検査が採用されたことにより少しでも受診率を高めたいと願っている次第です。

乳がん検診について

 近年、日本人女性に乳がんが急増しています。平成28年の罹患者数が約9万人、日本人女性の11人に1人が一生のうちに罹かかる確率で、20年前と比べて2倍に増えています。一方で治療法の研究が進み、早期に見つけて適切な治療を行えば、10年生存率は80%といわれ、良好な経過が期待できます。そのためには、乳がん検診を受けることが大事です。
 土浦市では30歳以上の女性を対象に、一般的に行われる問診、視触診、マンモグラフィー、超音波検査などの乳がん検診を行っています(医療機関によって受けられる検査内容が異なります)。
 ちなみにここ3年間の土浦市の乳がん検診受診率は次表のとおりです。

      平成25年    平成26年    平成27年
40歳以上   11.3%     10.7%     10.2%
20~39歳   11.5%     11.0%     10.5%

 平成25年度の全国の乳がん検診受診率の平均は34.2%に対し、土浦市の乳がん検診の受診率は10~11%台と非常に低い状況です。
 乳がん罹患の主なリスクとして、初潮年齢が低い・閉経年齢が高い、妊娠出産歴・授乳経験がない・初産年齢が遅い、飲酒・喫煙、高脂肪食、肥満・運動不足(特に閉経後)、ホルモン治療(エストロジェン製剤・ピルなど)などが挙げられています。
 有名人や芸能人の乳がん報道がされると一時的に乳がん検診、検査数が増えます。しかし大体3か月後には元に戻ってしまうといわれています。女性たちの潜在意識には、がんや様々な病気に対する不安があるにも関わらず、何か大きなきっかけがないと受診・検診という行動に移すことができずにいるということが推測されます。
 1年に一度は自分にために乳がん検診を受けてください。

〒300-0052 茨城県土浦市東真鍋町2-39
一般社団法人土浦市医師会 TEL:029-821-0849 FAX:029-823-8865
土浦市医師会附属准看護学院 TEL:029-824-2131

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