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在宅医療について

2016年11月15日号
土浦市医師会 石毛正昭(あおぞらクリニック)

  「在宅医療」というのは、医師が患者様を訪問して診察や治療を行うことで、「外来治療」、「入院治療」に並ぶもう一つの医療の形です。
 しかし保険医療の前提では、誰でも対象になる訳ではありません。いくつか条件はありますが、大前提は、おうちで療養されている方で、疾病、傷病のためにご自身1人での外来通院(徒歩、車、公共機関など)が出来ない方に限られます(年齢や介護度は関係ありません)。付き添いの方が必要な認知症の方も対象になります。また、基本的には医師が伺うことが出来るのはご自宅、もしくはそれに準じた普段の生活を営んでいる場所になります。病院に入院されている方は対象外。また医師がいる施設で生活されている方などは受けられないこともあります(特別養護老人ホームなど)。
 在宅医療には「往診」と「訪問診療」があります。往診は、具合が悪くなった時に、患者様やご家族の要請で医師が診察に伺うこと。それに対して訪問診療とは、定期的に医師が患者様のところに伺って、診察や検査、投薬を行うことです。定期的に伺うことで普段からの健康状態に変化がないかどうか、確認ができます。それによって症状の悪化を防ぐことにより、普段の生活の場所で長く穏やかに過ごされることが期待されます。また医師だけでなく、訪問看護師による看護、歯科分野による訪問歯科診療、歯科衛生指導。理学療法士、作業療法士の方々による訪問リハビリテーションの提供、訪問薬剤師による服薬の指導、管理、訪問栄養士さんによる食事指導や訪問介護なども含まれます。反面、短所としてはご家族には負担がかかってしまうことや、外来医療よりは経済的な負担は大きくなってしまいます。また患者様の病状によっては、治療や検査の面で診療所や病院とは大きく異なりますので在宅医療が難しいケースもあります
 「外来医療」、「入院医療」、「在宅医療」を組み合わせて、より安心して快適な生活を送ることが可能になるかもしれません。現在のかかりつけの先生や、受診されている病院の医療相談室、ケアマネージャーさんと良く相談をすれば、ご自分とご家族にあった形を見つけていただくことができるかと思います。

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